都道府県の形をそのまま巾着にしていくシリーズ第24弾!本日は “静岡県” 巾着の作り方をご紹介します。
静岡県は、東西に長く、真ん中に大きなくびれのあるシルエットが特徴。富士山やお茶など、モチーフにしたいご当地ネタも盛りだくさんの県です。巾着にすると、この“くびれ”のおかげでちょっとクセのあるフォルムになりますが、それがまた面白いところ。
A4サイズで印刷できる型紙をご用意していますので、初めての方でも気軽に挑戦してみてください!
静岡県巾着のひっくり返しやすさ・収納力・県認識力

静岡県は、全体を眺めると横に長く、右下に伊豆半島がぴょこんと飛び出した独特のシルエット。
巾着にすると、この 伊豆半島まわりの細さ がすべての評価を持っていきます。
ひっくり返しやすさ:★☆☆☆☆
シリーズ屈指のひっくり返し難易度。
伊豆半島へのくびれが細く、詰まること必至です。
指だけでどうにかしようとすると、途中で心が折れそうになるので、目打ちや手芸用鉗子をフル動員しながら少しずつ押し出していくのがおすすめ。
じわじわ形が出てくる過程は大変ですが、「ここまで来たら意地でも返すぞ…!」という妙な達成感も味わえます。
収納力:★☆☆☆☆
伊豆半島を絞るか、それ以外を絞るかーーー。
試作の段階でかなり悩み抜いた結果、最終的には 伊豆半島側を絞る仕様 に落ち着きました。
しかし、真ん中のくびれが物の移動をしっかり阻んでしまい、
実際に使えるのは ほぼ伊豆半島部分のみ という結果に。
つまり、収納力としては「ほとんど何も入らない」に近いです。
飴玉2〜3粒くらいなら入るか、もしくは細長い鉛筆のようなものが1本入るかもしれない…というレベル。
実用性よりも、「静岡県の形を楽しむためのオブジェ的巾着」と割り切ると、とても愛おしく感じられます。
パッと見県認識力:★★★★★
静岡県は日本地図でも 東西に長く、真ん中がえぐれて右下に半島が付く形 が印象に残りやすい県。
巾着にしてもその個性はしっかり残っていて、
地図好きはもちろん、そうでなくても「…これ静岡?」と気づいてくれる人が多いと思います。
緑色の布で作れば「お茶×静岡」のイメージも加わり、さらに県らしさがアップします。
静岡県巾着に入れるなら、これ。
静岡県巾着は、実質 伊豆半島部分しか収納に使えない ため、入れられるのは本当に小さくて細いものだけ。「これなら入るかも?」「これなら静岡らしい!」を両立する“小物”を厳選しました。
● “お茶味” のキャンディ
抹茶・煎茶・ほうじ茶など、静岡らしい茶葉フレーバーの飴が多数。
個包装のままでも細身なので、スッと収まるちょうどいいサイズ。
「静岡といえばお茶!」感も強く、巾着との相性が抜群です。
● 静岡ゆかりの鉛筆
鉛筆なら長さがちょうどよく直径も細いので、くびれを抜けてくれる可能性があります。
富士山柄・茶畑柄・新幹線N700S柄など、静岡らしい絵柄の鉛筆がおすすめ。
● 三保松原の松ぼっくり(小粒サイズ)
かなり小粒のタイプなら収納可能。
「これ入るんだ……!」という驚きと、“静岡らしさ”の両方を楽しめます。
(ただし、形状は選びます。丸いのは入りません。)
材料

- 表布:タテ30cm × ヨコ20cm 程度 2枚
- 紐:25cm × 2本
※普通地のブロードやシーチングが作りやすいです。ほつれが気になる方は、ほつれ止め液などを塗ってください。
今回使った生地は、綿100%のブロード生地です。
型紙ダウンロード

印刷は100%(実寸)で設定してください。
静岡県巾着の作り方
① 型紙を写す

型紙の仕上がり線を表布に写します。
あき止まりと開き口の部分の縫い代も書いておいてください。
② 表地を縫い合わせる

表地2枚を中表に合わせ、あき止まりより下の仕上がり線をぐるりと縫い合わせます。
・伊豆半島などの細い部分は、縫い目を小さめにするときれいに仕上がります。
③ 縫い代をカットする


開き口は3cm、その他の部分は5mmの縫い代を残してカットします。
突き出した部分は細く、凹んだ部分は縫い目に向かって切り込みを入れてください。
静岡県はくびれが深いので、この切り込みを丁寧に入れておくと、表に返したときのラインがきれいに出ます。
④ 表にひっくり返す

裏布の返し口から、表布・裏布まとめてゆっくり表に返します。
ここが最大の山場です。
伊豆半島まわりでほぼ確実に詰まるので、目打ちや手芸用鉗子を使いながら、少しずつ少しずつ押し出していきましょう。
返し終わったら、アイロンで全体の形を整えます。
⑤ スリット、紐通し口を作る

あき止まりのスリットと、開き口を縫います。
スリットの縫い方は基本の巾着の作り方を参考にしてください。
開き口は1cmと2cmの三つ折りにして、縫い代1.5cmで縫います。
⑥ 紐を通して完成


紐を左右からそれぞれ1本ずつ通します。両端を結んで完成です。
絞ったときに、伊豆半島側だけがきゅっとまとまり、「ほぼ飾りだけど、ちゃんと静岡県」を目指して仕上げてもらえたらうれしいです。
まとめ
静岡県巾着はシリーズの中でもトップクラスに「ひっくり返しづらくて、あんまり入らない」型です。
それでもなお作りたくなるのは、やっぱりあの独特のシルエットと、「伊豆半島までちゃんと再現したい…!」というこだわり心をくすぐられるからかもしれません。
実用性よりも、「静岡県の形そのものを楽しむ巾着」として眺めたり、机の上にちょこんと置いてニヤニヤしたりするのに向いているアイテムです。
細かい部分はちょっとだけ慎重に、角はゆっくり返せばOK。多少歪んでもそれが“地形の味”になってくれるので、あまり気負わずチャレンジしてみてください。
装飾は、富士山やお茶畑、うなぎ、サッカーボールなど、静岡らしいモチーフがいろいろ合います。ワンポイントつけるだけで一気に“静岡県っぽさ”が出るので、好きなものを自由に足してみてくださいね。
まずは肩の力を抜いて、好きな布でサッと1つ作ってみてください。作り終わる頃には、きっと静岡県の形が忘れられなくなっているはずです!


