こんにちは、アルー(areu)です!今回は「都道府県巾着」シリーズ第15弾、【富山県巾着】の作り方をご紹介します。
立山連峰をはじめとする雄大な自然、富山湾でとれる新鮮な海の幸、そして伝統工芸や薬売りの文化など、魅力がたっぷり詰まった富山県。その輪郭をそのまま巾着に落とし込み、シンプルながらも存在感のあるデザインに仕上げました。
ひっくり返しやすく、ほどよい収納力もあるため、都道府県巾着の中でも比較的作りやすい形です。旅のおともやプレゼントにもぴったりですよ♪
【富山県巾着の評価】ひっくり返しやすさ・収納力・県認識力~立山連峰に抱かれて~

富山県といえば、黒部ダム、ホタルイカ、ます寿司、そして立山連峰です。
でも巾着にしてみると、中央がくぼんでいて、両端がふにゃっと外側に広がったようなマカロニ型になり、見方によっては“鍋”のようにも見える。
「これは…何県だ?」と初見で当てるのはなかなか難易度高め。
ひっくり返しやすさ:★★★☆☆
- ゆるやかなカーブが多く、そこまで複雑ではない。
- ただし、氷見市や岐阜県との境にある細かな凹凸がひっかかりポイント。
- 曲線をきれいに出すには、アイロンでしっかり整えるのがコツ。
ほどほどの難易度で、作りごたえもある仕上がり。
収納力:★★★★☆
- 口は狭いが奥行きのある形で、思った以上にモノが入る。
- ひねった形状がポケットのように小物をホールドしてくれる。
- マチなしでも意外と安定感あり。
ちょっと変わった形の中に実用性あり!
パッと見県認識力:★★★☆☆
- 特徴的なようで、どこか“いびつなマカロニ”のようにも見えるシルエット。
- 地元民以外には「ん?どこかの岬?」くらいの認識率。
- ます寿司や立山連峰モチーフを刺繍や布柄に入れるのが必須レベル。
装飾しだいで“分かる人には分かる”巾着に。
富山県巾着に入れるなら、これ。

- ます寿司型ミニポーチ(富山土産) 🍣
→ 巾着inポーチで2段階収納! - ホタルイカの干物(おつまみ系) 🦑
→ 香りにはご注意。 - 黒部ダムの写真カード(旅の記録) 📷
→ 思い出収納に最適。 - 富山ガラスのミニチャーム(伝統工芸) 🔮
→ 光に当てるとキレイ!ヒモ飾りに◎ - 立山黒部アルペンルートのチケット(記念枠) 🎫
→ 実物持ってる人、尊敬します。
富山県巾着、“地味にすごい”タイプ。
- 派手さはないけど、使いやすさと奥ゆかしさのバランス◎
- 見た目以上に収納力あり、形のクセも愛せる。
- 富山愛があれば、装飾でじゅうぶん映える一品に!
さぁ、富山県を持ち歩こう!
無料型紙はこちら

下記リンクからA4サイズPDFをダウンロード(100%等倍で印刷)
準備するもの

材料 | サイズ・数量 |
---|---|
表布(コットンなど) | たて 30cm × よこ 35cm … 2枚 |
ひも | 約40cm … 2本 |
道具:ミシン/チャコペン/アイロン/まち針/はさみ/ひも通し
生地のおすすめ
初心者さんには、ブロードやシーチングなどの薄手で扱いやすい生地がおすすめ。布橋のほつれが気になる方は、端処理不要な生地やほつれ止め液を使用してください。
参考記事 ▶【ジグザグミシン不要】切りっぱなしで簡単に作れる便利な生地6選
今回は綿100%の無地ブロード生地を使用しました。
作り方を詳しく解説!
1.型紙を生地に写す

仕上がり線でカットした型紙を生地に写し、縫い代を記入します。開き口の部分は縫い代も書きます。
あき止まり線も写しておいてくださいね。
2.中表にして縫い合わせる

あき止まりから下の仕上がり線をぐるっと縫います(細かめの運針が◎)。
3.縫い代をカットする

出っ張った部分は縫い代を細く切ります。カーブの部分は縫い目に向かって切り込みを入れます。

4.表に返して整える

アイロンで形を整えます。型紙と見比べてチェック!
5.スリット部分を縫う

あき止まり部分のスリットの縫い方は基本の巾着の作り方を参考にしてください。
▶ 初心者向け ▶ [基本の巾着袋の作り方]
6.口布部分を三つ折りして縫う(ひも通し口)

開き口の縫い代を1cm+2cmの三つ折りにして、1.5mm幅で縫いましょう。
7.ひもを通して完成!


まとめ:富山の自然と一緒にお出かけ気分♪
派手さはなくとも、しっかり者で奥深い。富山県巾着は、そんな富山の魅力をぎゅっと詰めこんだ一品です。
扱いやすくて、形も安定感バツグン。でも、ちょっと刺繍やタグで装飾を加えるだけで、主役にもなれちゃう実力派。お菓子を入れて誰かにプレゼントしたら、「えっこれ富山県!?…じわじわくる!」って、きっと話のタネになるはずです。
あなたのハンドメイドに、ちょっとだけ“北陸の風”を吹かせてみませんか?
47都道府県、まだまだ続きます!次はどの形が登場するか、お楽しみに。