今回は【もみじ巾着】の作り方をご紹介します。
秋の行楽シーズンにぴったり!日本の伝統的な美しさを象徴する「もみじ」の葉をモチーフに、五角形のくびれが愛らしい巾着をデザインしました。手のひらに収まるサイズ感と、和の心が感じられるデザインは、紅葉狩りや秋の散策に連れて行くのにぴったりです。
🍁 もみじ巾着について
閉じた形と開いた形

ひもをキュッと絞ると、巾着はもみじ特有のくっきりしたくびれを持つ美しい葉の形になります。
赤や黄色、茶色などの秋色の布で作れば、まるで本物の葉っぱを持ち歩いているよう。誰が見ても一目で「もみじ」とわかる、季節感あふれるアイテムです。

ひもを緩めて開くと、口が大きく広がります。マチはないものの、もみじの葉の形を活かした横幅があるため、小さな小物であれば入れることができます。
もみじ巾着のサイズ感
もみじ巾着の大きさは、縦18cm×横17cm。飴玉なら2〜3個ほど入るサイズです。ちょっとしたお菓子やアクセサリーを入れるのにぴったり。
ただし、入れすぎると葉っぱの形が崩れてしまうので注意してくださいね。もみじのフォルムをきれいに保ちたい場合は、ふんわり軽めに入れるのがおすすめです。
無料型紙はこちら

下記リンクからA4サイズPDFをダウンロードできます。(100%等倍で印刷)
準備するもの

| 材料 | サイズ・数量 |
| 表布 | たて 25cm × よこ 25cm … 2枚 |
| 葉柄用フェルト | たて 5cm × よこ 1cm程度…1枚 |
| ひも | 約30cm … 2本 |
※道具:ミシン/チャコペン/アイロン/まち針/はさみ/ひも通し/目打ち
生地のおすすめ
カーブや角が多いので、伸びの少ないブロードやシーチングがおすすめです。和の雰囲気を楽しむなら、ちりめん風のポリエステル生地もGOOD。生地端のほつれが気になる方は、ほつれ止め液や端処理不要の生地を使ってくださいね。
▶ 参考記事:ジグザグミシン不要!切りっぱなしでも使える生地6選
今回使ったブロード生地はこちら▶
こんな生地で作ってもかわいい▶
作り方を詳しく解説!
1.型紙を生地に写す

仕上がり線でカットした型紙を表布に写します。開き口の縫い代線とあき止まり、葉柄付け位置も写してください。
2.中表にして縫い合わせる

開き止まりから下の仕上がり線をぐるりと縫います。カーブや角はミシンの速度を落としてゆっくり送りましょう。

POINT💡
葉柄付け位置には、葉柄のフェルトを忘れずに挟み込んで縫ってください。後でひっくり返すので内側に長い部分が来るようにします。
3.縫い代をカットする


縫い代を5mmほど残してカットします。内側に食い込む角に向かって切り込み、6つの先端は細く切り落とすと、表に返したときにもたつき軽減されます。
4.表に返して整える

目打ちで角や先端を丁寧に押し出すように整え、アイロンで形を固定します。型紙と見比べて美しいもみじ型になっているか確認しましょう。


スリットと開口部の三つ折り(1cmと2cm)もアイロンで折っておきます。
5. スリットを縫う

あき止まりから上の縫い残した部分を縫います。詳しい縫い方は[基本の巾着の作り方]を参考にしてください。
6.口布部分を三つ折りして縫う(ひも通し口)

1cm+2cmで三つ折り。端から1.5mmを縫います。
7.ひもを通して完成!


左右からひもを入れてキュッと絞れば完成です!
もみじ巾着 アレンジアイデア

- 葉脈の刺繍
- 細いミシン糸や手刺繍で「葉脈」を表現すれば、より本物らしく、繊細な印象に。
- ビーズやラインストーンで「露」を表現
- 葉の先端やカーブに透明なビーズを縫い付ければ、朝露に濡れたようなキラキラ感が出ます。
- グラデーション生地を使う
- グラデーションがリアルな紅葉に見えて素敵です。
まとめ:秋の情緒を毎日持ち歩こう♪

もみじ巾着は、作っても持っても楽しい秋限定アイテム。布選びで個性を出せるので、初心者さんにもおすすめです。
紅葉狩りのおともに、自分だけの“秋色の巾着”を作ってみませんか?


