「希望のサイズの巾着の作り方が見つからない…」巾着袋の作り方 に悩んでいませんか?
巾着は簡単に作れるものですが、さまざまなタイプがありますよね。マチが付いていたり、切り替えがあったり… 好きなタイプの巾着を、自分好みの形で作れたら、とても便利ですよね。
✅ マチあり・なし
✅ 柄の上下の向きあり・なし
✅ 切替あり・なし
✅ 裏地あり・なし
これらを考慮しながら縫い代を含めたサイズを計算するのは大変 💦
また、入学や入園の準備で、決まったサイズの巾着袋が必要になることもあります。そんな方のために サイズ計算ツール を公開しました!
このツールを使えば、初心者の方でも簡単に 巾着袋の生地サイズを自動計算 できます✨
本記事では、計算ツールの使い方・おすすめ生地・作り方のポイント まで詳しく解説します!
巾着サイズ計算ツールでできること
このツールを使うと、作りたい巾着に必要な生地のサイズが分かります。
マチ・切り替え・裏地の有無に合わせて手早く正確に計算してくれるのが最大の特徴です✨
マチとは?
マチとは、袋の底や側面に幅を持たせることで、収納力をアップさせるための構造です。
マチなしの巾着袋はフラットな形でコンパクトに収納できますが、マチありの巾着袋は底に奥行きができるため、お弁当袋や体操着袋などに適しています。
切替とは?
切替とは、巾着袋の生地を上下で異なる布に分けるデザインのことです。これにより、色や柄の組み合わせを楽しめるだけでなく、底の部分を丈夫な生地にして強度を高めることもできます。
シンプルなデザインにしたい場合は切替なし、デザインの幅を広げたい場合は切替ありがおすすめです。
裏地とは?
裏地とは、表地の内側にもう一枚布を重ねることで、強度を増し、仕上がりをきれいにするためのものです。
裏地なしの巾着袋は手軽に作れますが、裏地ありの巾着袋は丈夫で長持ちし、内側の見た目も美しくなります。
紐の長さも自動計算!
意外と悩む紐の長さも、ぱぱっと計算♪
「切替デザインってどうやってサイズを決めるの?」 そんな疑問も、このツールなら 上部分と下部分のサイズを自動計算 してくれるので安心です。
使い方
以下のフォームに作りたい巾着の「高さ」「幅」「マチの幅」を入力すると、表布・裏布の用尺とひもの長さを自動で計算できます。以下の画像を参考にして巾着のサイズを入力してください。

出力される長さは巾着の袋口に3cmの縫い代、その他の部分はすべて1cmの縫い代が含まれています。

一般的な巾着袋のサイズ
巾着袋は用途によってサイズが異なります。代表的な巾着袋のサイズをまとめましたので、参考にしてください。
用途 | 仕上がりサイズ(縦×横) | マチ | 切替付きの場合の上部(縦×横) | 切替付きの場合の下部(縦×横) |
---|---|---|---|---|
コップ袋 | 17cm × 15cm | 6cm程度 | 12cm × 15cm | 5cm × 15cm |
体操着袋 | 39cm × 31cm | 5〜8cm程度 | 30cm × 31cm | 9cm × 31cm |
お弁当袋 | 25cm × 30cm | 12cm程度 | 20cm × 30cm | 5cm × 30cm |
ランチョンマット入れ | 20cm × 20cm | なし | 15cm × 20cm | 5cm × 20cm |
サイズは目安なので、お子さんの持ち物やお弁当箱の大きさに合わせて調整してください。
▶ さっそく計算してみる 👉
- 「切替の有無」を選択 → あり or なし
- (切替ありの場合)→上部分・下部分(切り替え布)のサイズを入力
- (切替なしの場合)「柄の上下」を選択→ありorなし
- 高さ・マチを入力
- 「計算する」ボタンを押すと、結果が表示!



巾着作りにおすすめの生地
巾着の用途やデザインに合わせて適切な生地を選ぶことで、仕上がりの美しさや使い勝手が格段に向上します。しっかりとした厚みのあるものや、軽くて扱いやすいものなど、それぞれの特性を活かしてお気に入りの巾着を作りましょう!
✅ オックス生地(丈夫で扱いやすい)→入園入学グッズに
✅ シーチング→軽くて柔らかく、巾着袋の裏地や薄手の巾着に最適
✅ リネン生地(ナチュラルで大人向け)→くったりとした仕上がりに。刺繍を施すのも◎
切り替え&マチ付き巾着の作り方

今回は例として、一般的なお弁当袋サイズの巾着を作っていきます!切替あり・マチ付き・裏地なしの作り方をご説明します。
裏地付き巾着の作り方はこちら↓
切り替えなし・マチなし・裏地なしの基本の巾着はこちら↓
🎀 必要な材料
- 表地(上部分・下部分)
- ひも (細〜中太)
①布を裁断する
まずは計算ツールに数字を入力して必要な生地の長さを確認します。
こちらの計算結果が出ました。


裁断した生地がこちら↓


②端処理をする
開け口部分以外すべてジグザグミシンやロックミシンで端処理をしておきます。


②紐通し口を折る
巾着口部分に折り目を付けます。3cmで折り↓


開いて1cmで折ります。


生地の上下がある場合は向きに注意してください!
③あき止まりに目印をつける
スリットのあき止まりは紐通し口を折った下から2cmのところです。写真のように線を引いておきます。




④切り替えを縫い合わせる
上部分と下部分を中表にしてそろえます。


縫い代1cmで縫い合わせます。


反対側も縫い合わせます。


縫い代を下部分の布側に倒し、表からステッチ(2~5mmくらい)をかけます。






⑤横を縫い合わせる
中表に半分に折り、あき止まりより下を縫い代1cmで縫い合わせます。




切り替えの境目をぴったり合わせると綺麗!


折りたたんで生地の脇を横を縫い合わせる。
⑥マチの作り方
巾着底部にマチを作ります。まずは写真のように折り目を付けます。






次は折り目に合わせてマチ部分を開きます。縫い代は開きます。


作りたいマチの長さを測って線を引きます。






縫い代とマチの線は直角に交わるようにしてください!
反対側も同じように作ります。


線を引いた場所を縫います。縫い代1cm残してカットし、端処理をします。




マチ完成!表に返して🆗です。


⑦スリットの縫い方
あき止まりより上の縫われていない部分は、写真のように折ります。縫い代と同じ幅です。


写真のように折った部分をコの字に縫っていきます。


さっそく縫っていきます!縫い代は7mmです。












こんな感じにスリットが縫えました。反対側も作ります。




⑧ひも通し口を作る
1cm、2cmで折り、縫い代1.5cmくらいで縫う


ひもを通して完成🎉




お疲れ様でした!


アレンジ例
オリジナリティを出すなら、こちらのアレンジも試してみてください!お気に入りの生地や装飾をプラスすれば、世界にひとつだけの巾着袋が完成します✨
✅ 切り替えにフリルやレースを挟む
✅ リボンや刺繍をプラスしてオリジナルデザインに
✅ 紐の代わりにリボンや革ひもを使って雰囲気を変える
✅ 持ち手をつけて巾着バッグにする
まとめ
巾着袋作りに最適なサイズ計算ツールを紹介しました!マチの有無や切り替えデザインにも対応しているので、好みに合わせた巾着を自由に作ることができます。柄の向きを考慮した裁断サイズも自動で算出できるため、仕上がりの美しさもアップ!裏地あり・なしの作り方もチェックして、自分にぴったりの巾着を作ってみてください。