今回は「都道府県巾着」シリーズ第20弾、【大阪府巾着】の作り方をご紹介します。
2025年の大阪・関西万博は本当に盛り上がりましたね!関東在住の私も、4回も会場を訪れて楽しみました。そんな万博の舞台・大阪への敬意をこめて、大阪の地形をそのまま活かした巾着をデザイン。丸みのある大阪湾の“かじり”がチャームポイントで、日常づかいもしやすいバランスです。
【大阪府巾着の評価】ひっくり返しやすさ・収納力・県認識力

〜万博に沸く、ノリのあるフォルム〜
大阪府、巾着にしてもやっぱりお祭り騒ぎ。
形はシンプルそうでいて南北の突起がクセ者。ここさえ攻略すれば、ノリと勢いで完成まで行けるタイプの県です。
ひっくり返しやすさ:★★★★☆
- 難所は南北の突起(北=淀川周辺/南=泉州エリア)。ここだけ返しにくいポイント。
- それ以外はなだらかな曲線が続くので、縫いやすさは上々。初心者でも「ここだけ慎重にいけばいけるで!」のレベル。
ワンポイント
返す前にカーブへ細かい切り込み、突起の先は角落とし。返したら目打ちで少しずつ形を出すと歪み防止になります。
収納力:★★★☆☆
- シルエットはやや縦長。入れる物も細め・縦長が安定します。
- ベストマッチ例
- ペン数本+消しゴムの簡易ペンケース
- 折りたたみエコバッグ
- 細身のお菓子(個包装)
- ただし南北の突起は収納ゼロゾーン。あくまで飾り、と心得ましょう。
パッと見県認識力:★★★★☆
- 面積は小さめで控えめな大阪府も、2025大阪・関西万博の盛り上がりで認知度は急上昇中。
- 「ここがミャクミャクの会場か〜」と地図を見る人、確実に増えてます。
- ヒョウ柄の布や通天閣・たこ焼き・ミャクミャク刺繍を添えれば、もはや説明不要の“THE大阪”。
大阪府巾着に入れるなら、これ。
- 金の飴ちゃん(大阪のおばちゃん部門) 🍬
バッグに常備するのがマナー。配れば場があったまる。 - たこ焼きピック(ご当地道具部門) 🐙
南の細い突起にフィットする“気がする”サイズ感。 - 通天閣キーホルダー(観光部門) 🗼
ひもにぶら下げれば、“ミナミの風”が吹く。 - 大阪万博の思い出グッズ(時事ネタ部門) 🌀
ミャクミャクグッズや各パビリオンのステッカーをイン。
→ 「うわ、それ行ったん!?」と聞かれる確率、ほぼ100%。 - 阪神タイガース応援リストバンド(魂部門) 🐯
甲子園は兵庫だけど関西の心。ノリで入れてOK。
大阪府巾着、テンションで完成する。
形はちょっとクセあり。収納は平均点。
でも、存在感とノリは全国トップクラス。
ミャクミャクのように、くねくねしながらもちゃんと立つ――それが大阪府巾着。
ひっくり返して、笑って、完成。 さぁ、大阪を持ち歩こう!
無料型紙はこちら

下記リンクからA4サイズPDFをダウンロードできます。(100%等倍で印刷)
準備するもの
材料
| 材料 | サイズ・数量 |
|---|---|
| 表布 | たて 25cm × よこ 20cm … 2枚 |
| ひも | 約20cm … 2本 |
※道具:ミシン/チャコペン/アイロン/まち針/はさみ/ひも通し
生地のおすすめ
扱いやすいブロードやシーチングがおすすめです。端のほつれが気になる場合は、ピケ(ほつれ止め液)を塗ったりしてください。切りっぱなしでもほつれない生地を使うのもおすすめです。
▶ 参考記事:ジグザグミシン不要!切りっぱなしでも使える生地6選
作り方を詳しく解説!
1.型紙を生地に写す

仕上がり線でカットした型紙を表布写します。開き口の縫い代線とあき止まりも写してください。
2.中表にして縫い合わせる

開き止まりから下の仕上がり線をぐるりと縫います。くびれ・カーブはゆっくり送りながら。
3.縫い代をカットする


縫い代を5mmほど残してカットします。カーブには切り込み、先端は細く切り落とすと、表に返したときにもたつき軽減されます。
4.表に返して整える

目打ちで角や先端を丁寧に整え、アイロンで形を整えます。型紙と見比べてちゃんと返せているか確認してくださいね。
5. スリットを縫う

あき止まりから上の縫い残した部分を縫います。詳しい縫い方は基本の巾着の作り方を参考にしてください。
6.口布部分を三つ折りして縫う(ひも通し口)

1cm+2cmで三つ折り。端から1.5mmを縫います。
7.ひもを通して完成!


左右からひもを入れてキュッと絞れば完成です!
大阪府巾着 アレンジアイデア

- たこ焼きモチーフの刺繍
丸点+楕円で“たこ焼き風”ドット。赤×緑でソース&青のり感。 - 通天閣 or 大阪城のワンポイント
フェルトアップリケや簡単ステッチでランドマークをON。 - 万博ピン
万博を記念して、外海側にピンを配置。2025メモリーに。
まとめ:まいど!な気分で大阪を持ち歩こう♪
ふっくら×くびれの愛嬌あるシルエットで、“大阪らしさ”が毎日をちょっと楽しく。
初心者さんでも1時間前後で仕上がるので、ぜひ挑戦してみてください。
万博の思い出や、推し活小物を入れて――今日もご機嫌に、ほな行こか!


