巾着袋は、ハンドメイド初心者さんにとってぴったりのアイテムです。基本の作り方を覚えてしまえば、大きさや形を自由にアレンジできるので、お弁当袋やコップ袋、旅行用の小物入れなど、用途に合わせて幅広く活用できますよ。
まずは、裏地なしのシンプルな巾着から挑戦してみましょう!シンプルな作りだからこそ、ミシンの基本操作をしっかり練習できますし、短時間で完成するので達成感も味わえます。お気に入りの生地を使えば、オリジナルの巾着があっという間に完成♪簡単に生地のサイズが分かる計算ツールも用意しました。
それでは早速、作り方をチェックしていきましょう!
巾着におすすめの生地
巾着は布と紐だけでできるので材料集めも簡単。
以下に巾着にするのにおすすめな生地を紹介します。
シーチング
薄手生地で初心者でも縫いやすいです。かさばらないので、バッグに入れて持ち歩くのにピッタリ。
オックス
シーチングよりも太い糸で織られている生地です。適度な厚みがあるので丈夫な仕上がりになります。入学入園グッズによく使用されています。柄がとても豊富。
ツイル
オックスと同じくらいの厚みの生地。斜めに織りが入っており、デニムと似ています。こちらも丈夫なのでオックスと同じようなシーンで利用できます。
縦長の生地を半分に折って作成する方法もありますが、今回は柄の上下ありタイプで作成していきます。必要な生地のサイズは以下の計算ツールで出してみてくださいね。
計算ツール
さっそくツールを使って必要な生地のサイズを計算してみましょう。
入力された長さに対して、紐通し用の縫い代が3cm、他はすべて1cmの縫い代が追加されて出力します。

以下の画像を参考にして、必要なサイズを入力してくださいね。

①布を裁断しジグザグミシンをかける
布を裁断したら、ほつれ防止のために縦側にジグザグミシンorロックミシンをかけます。

※ジグザグミシンの代わりにほつれ止め液等で縫い代の始末をしてもOKです。
②紐通し口にアイロンをかける
アイロンで4cm→1cmの順にアイロンをかけます。
アイロン定規をつかうと便利です。



③縫い合わせる
生地2枚を中表に合わせ、あき止まりから下を縫い代1cmで縫い合わせます。

④表に返す
表にひっくり返してください。
⑤スリットを縫う
あき止まりから上のピラピラした部分の処理をします。
縫い代を割り、あき口部分をコの字に縫います。



縫い合わせた境目の部分(あき止まり)はミシンを一度止めて、針を刺したまま押さえを上げて布の向きを変えて縫うときれいに仕上がります。
⑥袋口を三つ折りにして縫う
袋口部分を端から2mmのところをミシンで縫い、ひも通し口が出来上がります。

⑦紐を通して完成
紐を2本通したら完成です!

マチあり・裏地付きにしたい場合
マチありや裏地付きの巾着は以下のリンクにて作成しています。
裏地の計算ツールも公開していますので、こちらも参考にしてみてください。
今回紹介した巾着袋は、基本の形を覚えれば色々な形にアレンジが可能です。
ミシンでも手縫いでも作れるので作ってみてくださいね。