都道府県の形をそのまま巾着にしていくシリーズ第25弾!今回は日本で一番人口がミニマム、だけど愛着はマキシマムな “鳥取県” を巾着にする方法をご紹介します。
鳥取県といえば、なんといってもあの「東西にびよーん」と伸びたシルエット。 「砂丘しかない」なんて自虐が聞こえてくることもありますが、巾着にしてみたら驚きの実用性?が爆誕しました。
型紙はA4サイズで用意しましたので、二十世紀梨でも食べながら気楽に挑戦してみてくださいね。
鳥取県巾着のひっくり返しやすさ・収納力・県認識力

鳥取県は全体が横長で、外周がなだらかなカーブ多め。
「ギュッと細い半島」みたいな難所が一箇所だけなので、縫い代カットと切り込みを丁寧にすれば、かなり素直に県の形が出てくれます。
ひっくり返しやすさ:★★★★☆
鳥取県巾着は、都道府県巾着シリーズの中ではかなり返しやすい部類です。
ただし油断すると引っかかるのが、弓ヶ浜半島の出っ張り。
ここだけ、形が細くて先が尖りやすいので、返すときに「詰まるポイント」になりやすいです。
でも逆に言うと、弓ヶ浜半島さえひっくり返せれば、あとはイージー。
本体側はカーブがなだらかで、極端な細さも少ないのでスルッと返ってくれます。
弓ヶ浜半島を攻略するコツはこの3つ。
- 縫い目を少し細かめ(短め)にする
- 弓ヶ浜半島まわりの縫い代をしっかり細くカットする
- 凹み部分には切り込みを丁寧に入れる(返したときのラインがきれいに出ます)
返すときは、指だけで押し出そうとせず、目打ちで少しずつ形を整えるのがおすすめ。
「弓ヶ浜半島だけラスボス、倒したら消化試合」くらいの気持ちでいきましょう。
収納力:★★★☆☆

鳥取県巾着は横に長い形なので、細長いものなら割と入ります。
ペン・細身のはさみ・リップ・スティックのり・鍵など、縦より横に伸びるアイテムと相性が良いタイプです。
ただ、注意したいのは 開き口がそれほど広くない こと。大きめの物や厚みのある物は、入る前に入口でつかえてしまいがちです。
- 入れやすい:細長い/薄い/小さめの小物
- 入れにくい:幅がある/厚みがある/角ばったもの
「細長いもの専用のポーチ」くらいに考えると、使い勝手がちょうど良く感じられます。
パッと見県認識力:★★★☆☆

地図が得意な人には通じやすい一方で、ぱっと見だと他県と迷われやすい形でもあります。
県認識力を上げるコツは、色とモチーフの力を借りること。
- 砂色〜ベージュ系の布(砂丘っぽさ)
- 梨柄や果物柄(鳥取の梨)
- ラクダのワンポイント(砂丘のイメージ)
このあたりを入れると「鳥取だ!」の確率がグッと上がります。
鳥取県巾着に入れるなら、これ。

鳥取県巾着は細すぎるほどでもなく、ちゃんと小物入れになります。鳥取っぽさも出るものを選ぶならこんな感じ。
- ペン・マーカーなどの細長い文具
横長シルエットと相性抜群。開き口が広くないので、まずは細身が正解です。 - リップや目薬などのスティック系アイテム
厚みが少ないので入れやすく、毎日使う小物ポーチとしても便利。 - 個包装の飴(細いタイプ)
鳥取っぽさを出すなら、梨味やらっきょう味などのご当地フレーバーもおすすめです。 - 旅の思い出:砂丘の小さめポストカード
折れ防止に厚紙を一緒に入れると安心。机にちょこんと置く用途にも向きます。
材料

- 表布:タテ30cm × ヨコ20cm 程度 2枚
- 紐:25cm × 2本
※普通地のブロードやシーチングが作りやすいです。ほつれが気になる方は、ほつれ止め液などを塗ってください。
今回使った生地は、綿100%のブロード生地です。
型紙ダウンロード
印刷は 100%(実寸) で設定してください。外側の線が縫い代線、内側の線が仕上がり線です。
作り方は基本記事へ
都道府県巾着シリーズは作り方の基本は共通です。詳しい手順は、以下の記事にまとめています。
▶ 静岡県巾着の作り方(基本手順はこちら)
https://dressmaking.jp/shizuoka-kinchaku/
この記事では、鳥取県巾着をきれいに仕上げるための「注意ポイント」と「おすすめの使い方」を中心に紹介します。
鳥取県巾着をきれいに仕上げる注意ポイント(主に弓ヶ浜半島)
鳥取県巾着でいちばん大事なのはここです。
弓ヶ浜半島さえ通れば、あとはほぼスムーズ。
1)弓ヶ浜半島は「返す前」が勝負

弓ヶ浜半島は細くて先が尖りやすいので、返すときに詰まりやすいポイントです。
縫う前〜縫った直後に意識したいのはこの3つ。
- 縫い目を少し細かめ(短め)にする
半島はカーブが急になりやすいので、目が粗いと角がガタつきやすいです。 - 縫い代は“半島だけ”気持ち細めにカットする
厚みが詰まりの原因になりがち。できる範囲でスッキリさせると、返しやすさが変わります。 - 凹み部分は縫い目に向かって切り込みを入れる
ここを省くと、返したときにラインが丸くなって「鳥取っぽさ」が薄れます。
2)返すときは“弓ヶ浜半島だけ”丁寧に

全体を一気に返そうとせず、弓ヶ浜半島だけを意識して少しずつがおすすめです。
- 指で無理に引っ張らない
- 目打ちや細い棒で、先端を少しずつ押し出す
- 先端が出たら、そこで一度アイロンで整えてから全体を仕上げる
この順番にすると、半島の先がつぶれにくく、県の形がシャキッと出ます。
3)アイロンで「県の輪郭」を作る
返したあとのアイロンは、ただ平らにするだけじゃなく、県の輪郭を作る仕上げ作業です。
- 弓ヶ浜半島の先端は“つぶさず、尖らせすぎず”
- くびれや角は、指で形を作ってから押さえる
- 全体は横長シルエットを意識して整える
ここで一手間入れると、「なんか地形っぽい」から「ちゃんと鳥取県」に近づきます。
まとめ


鳥取県巾着は、都道府県巾着シリーズの中でも 比較的返しやすく、細長い物なら割と入る バランス型です。難所は 弓ヶ浜半島 のみ。ここだけ丁寧に作業すれば、きれいな鳥取県のラインが出てくれます。
「次はどの県を作ろう?」と迷ったら、全都道府県巾着をまとめているページをのぞいてみてください。形のクセや難易度の違いを見比べながら選べるので、次の1個が決めやすくなります。
▶ 47都道府県巾着まとめ
https://dressmaking.jp/47kinchaku-matome/
まずは肩の力を抜いて、好きな布でサッと1つ。作り終わる頃には、鳥取県の形がちょっと好きになっているはずです。

