巾着袋って、小物を入れたり、ちょっとしたおでかけに便利ですよね。でも、「もうちょっと丈夫だったらいいのに」「洗濯してもクタクタにならない方法は?」なんて思ったことはありませんか?そんなときは、裏地をつけるだけでグッと仕上がりがキレイになって長持ちするんです!
この記事では、次のことができるようになります。
✅ 計算ツールを使って、ピッタリサイズの生地を準備できる!
✅ 手持ちの型紙で簡単に裏地をつける方法がわかる!
✅ マチあり・なし・柄の上下を考慮した型紙で自分好みにアレンジ!
✅ 持ち手付きにもできる!
「お気に入りの巾着袋の型紙をもっとアレンジしたい!」「手持ちの型紙をそのまま使って裏地付きにしたい!」そんな方にピッタリの方法を、わかりやすく解説します。
さらに、持ち手付き巾着の作り方も紹介!持ち運びしやすく、使い勝手もアップするので、ぜひ試してみてくださいね♪
巾着サイズの計算ツール|マチあり・なし・裏地対応
裏地付き巾着を作る際、どのくらいの用尺が必要かを簡単に計算できるツールを用意しました!
以下のフォームに作りたい巾着の「高さ」「幅」「マチの幅」を入力すると、表布・裏布の用尺とひもの長さを自動で計算できます。
出力される長さは巾着の袋口に3cmの縫い代、その他の部分はすべて1cmの縫い代が含まれています。
以下の画像は柄の上下あり・マチありのパターン所出力例です。

一般的な巾着袋のサイズ
巾着袋は用途によってサイズが異なります。以下に、代表的な巾着袋のサイズをまとめましたので、参考にしてください。
用途 | 仕上がりサイズ(縦×横) | マチ |
---|---|---|
コップ袋 | 約17cm × 15cm | 6cm程度 |
体操着袋 | 約39cm × 31cm | 5〜8cm程度 |
お弁当袋 | 約25cm × 30cm | 12cm程度 |
ランチョンマット入れ | 約20cm × 20cm | なし |
サイズは目安なので、お子さんの持ち物やお弁当箱の大きさに合わせて調整してください。
今すぐ試してみる!
- 巾着の高さ(cm)・横幅(cm)・マチの幅(cm)を入力
- 布の柄の向きを選択(あり/なし)
- 「計算する」ボタンを押すと、必要な布のサイズとひもの長さが表示されます

計算結果で出てきたサイズは下の図を参考にして裁断してください↓


このツールを活用すれば、好きなサイズで型紙を作れるので、ぜひ活用してください!
裏地なしの巾着の場合は、表地と紐だけ用意してください。
作り方はこちら↓
切り替え付きの巾着はこちら↓
裏地に適した生地
裏地にするなら薄手の生地がおすすめです!以下のような生地を参考にしてくださいね。
シーチング
シーツに使われているような平織りの生地。カラーが豊富。比較的安価で縫いやすいので初心者にもおすすめです。
ブロード
シーチングよりも目が詰まっていて若干の光沢があります。こちらも縫いやすくてカラーが豊富。


私はシャツを作るときによく利用しています!
ローン
細い番手の糸で織られた平織り生地です。柔らかくて肌触りがよく、若干透け感があります。


ローン生地といえば、リバティのタナローンが有名ですね!
裏地付き巾着の作り方【基本編】手縫いOK
例で作るきんちゃく
①マチなし・上下なしきんちゃく(高さ15cm幅10cm)


②マチあり・上下ありきんちゃく(高さ25cm幅20cmマチ5cm)


① 生地を裁断する
表地と裏地の生地をそれぞれ裁断します。
手持ちの巾着袋の型紙をそのまま裏地用としても使う場合、表地と同じ形で裁断するだけでOKです(切り替え付き巾着を除く)👌
↓表地と裏地を裁断して並べた写真




柄の上下なしの場合は同じ大きさの生地が2枚、
柄の上下ありの場合は写真のような表地を2枚、裏地は1枚用意します。
②表地と裏地を縫い合わせる
持ち手付きにする場合
表地と裏地を縫い合わせる前に、持ち手テープ(長さ39cm)を挟んでおきます。


以下は持ち手付き、持ちて無しのどちらも同じ作り方です。
表地と裏地を中表(内側が表になるように)に合わせ、上部を縫い代3cmで縫い合わせます。


↓柄の上下なし


↓柄の上下あり


③縫い代を開く
縫い終わったら縫い代をアイロンで開きます。
↓柄の上下なし


↓柄の上下あり


④さらに縫い合わせる
②で縫い合わせた生地を中表にして縫い代1cmで縫い合わせてください。
この時、裏地に9cmほどの返し口と、表地の上部に2cmの紐通し口を開けておいてください。場所は写真を参考にしてください。
↓生地の上下なし




↓生地の上下あり




表地と裏地の境目はピッタリ合わせるようにしてください!


⑤マチを付ける(マチありの場合)
マチを付ける場合はこのタイミングで。
①底部の角を写真のように折り、折り目をつけます。




②の折り目に合わせて開く。


③マチの分の長さの線を引く(写真は5cmマチ)。




④線を引いた部分を縫う。反対側も同じように縫う。




④外側を1cm残してカットする。


⑥アイロンで縫い代を折る
表に返す前に縫い代をアイロンで片倒しにします。紐通し穴と返し口部分は両開きにします。


⑦ ひっくり返して整える


返し口からひっくり返し、アイロンをかけて形を整えます。
返し口はミシンでステッチするか、手縫いのコの字とじで仕上げましょう。




今回はコバステッチで返し穴を閉じました。
⑧裏布を表布の中に入れる
表から裏生地が見えないように1mmほど内側にひかえてアイロンをかけます。


⑥紐通し口を縫う
巾着の口を縫い代2cmで縫います。


⑦ 仕上げ
紐を通して完成!
↓柄の上下なし・マチなし




↓柄の上下あり・マチあり




複雑な形の場合
裏地は全く同じ形ではなく、細かい部分は省略しても良いです。
下の画像はギザギザ部分を省略した裏地の型紙です。
先が細語り細かい形は裏地が入っていかないのであらかじめ省いて作ると簡単です。




紐通し部分の寸法だけは変えないように注意してください!
よくある質問(Q&A)
💬 Q: どんな生地が裏地に向いているの?
➡︎ 薄手のブロードやシーチングがオススメ!
💬 Q: 厚手の生地は使える?
➡︎ 厚手生地は口が閉じにくくなるので、特に小さい巾着にはおすすめできません。どうしても使いたい場合は、裏地だけでも薄地のものを使いましょう。
まとめ
✅ 巾着袋に裏地をつけることで、見た目がキレイになり強度もアップ!
✅ 初心者でも簡単にできる方法で、気軽にチャレンジできる!
✅ リバーシブル、マチあり、切り替えなど、自分好みにアレンジも可能♪
✅ 手持ちの型紙をそのまま活用して、裏地付きの巾着が作れる!
ぜひ、お気に入りの型紙で試してみてください!
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