「午年にちなんだ作品、なにか作りたいな…」と思っている方におすすめ!今回は、ファーを使った馬マフラーの作り方をご紹介します。
ミシン初心者さんでも作りやすいように、裁断や縫い方のコツも丁寧にまとめました。自分用にはもちろん、お子さんとおそろいで作っても可愛いですよ。
暖かくて見た目もかわいい馬マフラー

本体は茶色で、鼻と耳は白いファーを組み合わせています。たてがみと尻尾には毛足の長いファーを選ぶと、フサフサ感が出て馬らしくなりますよ。
首の裏には固定用のベルトをつけて首に巻けるようにしています。
長さの目安は、
- 大人用:100cmくらい
- 子ども用:75cmくらい
初めて作る方は、このサイズを基準にすると安心です。
型紙のダウンロード



型紙はA4サイズで印刷できます。3枚全てダウンロードしてください。
用意するもの

- 茶色ファー(本体用):60cm × 100cm
- 白ファー(鼻・耳用):40cm × 40cm
- ロングファー(たてがみ・尻尾用):適量
- 綿生地(固定ベルト用):6cm × 15cm
- 目玉ボタン
💡ポイント
- ロングファーは毛足が長い方が、たてがみや尻尾のフサフサ感がしっかり出ます。
- 初めての方は、毛足が短めのファーを選ぶと縫いやすいですよ。
今回使用した材料
本体の茶色・白生地
肌当たりが柔らかく、とても気持ちいい触り心地です。横に伸縮するので、衣服やクッションカバーにも適しています。
こちらの生地は表面と裏面の毛足が違うリバーシブル生地なので、好みによって使い分けることができます!馬マフラーには短い方の面を使用しました。
たてがみと尻尾の生地
ロングファーとは、毛足の長いタイプのファー生地のことです。フサフサとした感じが馬の毛並みにぴったりです♪
目玉ボタン
半球体に縫い付け用の足がついたボタンです。今回は13mmのものを使用しています。
ファー生地を扱うときの注意点
ふわふわで見た目も可愛いファー生地。でも実際に扱ってみると「毛がすごい!」「ミシンに引っかかる!」など、ちょっとしたコツが必要です。
1. 裁断時は毛くずとの戦い!
ファーを切ると、どうしても毛が抜けて飛び散ります。
これはもう「当たり前」と思っておきましょう。
作業前に掃除機とコロコロをスタンバイしておくのがおすすめです。
切ったあとにすぐ掃除機で吸えば、部屋中が毛だらけになるのを防げます。
💡 ポイント
毛くずを減らしたいときは、毛を手でかき分けて“根本の布だけ”を切るようにしてみてください。でも私は面倒なので、思い切ってズバッと切ってから掃除機派です。
2. ミシンで縫うときは押え圧を弱めに
毛足が長いと、厚みでミシンの送りが悪くなることがあります。
そんなときは、押え圧を少し弱めに調整してみてください。
もしそれでも縫いにくい場合は、テフロン押えや上送り押えを使うとスムーズです。
3. アイロンはNG!
ファーは熱に弱く、アイロンをあてると毛がぺたんこになってしまいます。
どうしてもシワを取りたいときは、スチームを浮かせてあてる程度にしましょう。
4. 縫い合わせたあとに毛をかき出すとふわふわ感アップ
縫い代に毛が挟まったままだと、縫い目がつぶれてしまいます。
縫い終わったら、目打ちや針で軽く毛をかき出すだけで、ふんわり感が戻ります。
💡 仕上げのひと手間で可愛くなります!
ファー生地は少し手間がかかりますが、その分完成したときの見た目の可愛さは抜群です。
毛くずもふわふわも全部ひっくるめて楽しむ気持ちで、ぜひ挑戦してみてくださいね。
作り方
① 生地を裁断する

型紙に合わせて生地をカット。ファーは毛が舞うので、切ったあとはコロコロや掃除機でさっと片づけておくとラクです。ベルト生地の寸法は縦15cm×横6cmです。
上の写真には写っていませんが、本体裏面の茶色生地も裁断しておいてください。
② 鼻の部分を縫い付ける

本体と鼻の生地を中表で合わせて縫い代1cmで縫います(写真赤線部分)。カーブ部分は待ち針を細かく打つとズレにくいです。
③たてがみと尻尾を作る


たてがみと尻尾のロングファーを中表に合わせて縫い代1cmで縫い合わせます。
④たてがみを本体に縫い付ける




本体表面のたてがみ切り込み位置を切って穴を開けます。その穴に③で作ったたてがみの生地端を合わせ、本体生地で挟むようにして裏側から縫い代1cmで縫い込みます。
⑤ 耳を作る

茶色と白の耳生地を中表に合わせて縫い、表に返します。

耳の根本を半分だけ折って仮縫いしておきます。左右対称にしておいてください。

⑥ 耳を付ける

耳を本体の耳付け位置に仮縫い。厚みが出やすいので、ゆっくり縫うと針が折れにくいです。
⑦ 尻尾をつける

尻尾を本体裏面の表側に仮縫いします。
⑧ 固定ベルトを作る

ベルト用の布を縦半分に折り、生地端を縫い代1cmで縫い合わせます。表に返し、両端を折って内側に隠して本体裏の端から10cmの位置に縫い付けます。
※ベルトのある方が顔側になります。
⑨ 本体を縫い合わせる

表地と裏地を中表にして縫い代1cmで縫います。返し口を9cmほど開けておいてください。
⑩ 表に返す → 返し口を閉じる
表に返したら、最後に返し口を閉じます。
⑪ 目玉ボタンを付ける

顔のバランスを見ながら目玉ボタンを縫い付けたら完成!
おそろいの馬マフラー&ポンチョも販売しています

「自分で作るのも楽しそうだけど、ファーの扱いは不慣れで…」という方へ。
ふわふわ素材で仕上げた馬マフラーとおそろいの馬ポンチョをハンドメイドサイトにて販売しています。
どちらも肌ざわりのいいボア生地を使っていて、寒い季節のお出かけにぴったり。
子どもサイズ・大人サイズのご用意もありますので、親子でおそろいコーデを楽しむのもおすすめです。
🐴 販売ページはこちら

午年の年賀フォトや冬のイベントにもぴったりな、見た目もあたたかなアイテムです。ぜひチェックしてみてくださいね。
まとめ:午年は手作りマフラーであったかく
干支グッズにも普段の防寒にも使える便利なアイテム馬マフラー。
親子でおそろいにすると、年賀状やお正月のお出かけでも写真映えバッチリ!
初心者さんでもゆっくり進めれば作れるので、ぜひチャレンジしてみてください✨️


