都道府県の形をそのまま巾着にしていくシリーズ!今回は「三重県」を巾着にする方法をご紹介します。
三重県って、地図で見ると“縦にすらーっ”と長くて、海側(伊勢志摩)がちょこちょこ複雑。巾着にすると、この「縦長シルエット」と「海岸線の出っ張り」がいい仕事をしてくれます。
型紙はA4サイズで用意しました。伊勢うどんでもすすりながら、気楽に挑戦してみてくださいね。
【三重県巾着の評価】ひっくり返しやすさ・収納力・県認識力

三重県の形は、縦に長く、ややうねりながら南へ伸びる独特のシルエットです。
一見スマート。しかし巾着にすると分かる。
「あ、これ…口が狭い。」
しかも、まっすぐではなく、うねっている。この“うねり”が三重県巾着最大の個性。
■ひっくり返しやすさ:★★☆☆☆
基本はなだらか。でも南部(紀伊半島側)が地味に細い。さらに伊勢半島は鬼並みのひっくり返し難度。ここをきれいに出せるかどうかで、完成度が変わります。
力任せに返すと、
「……あれ?和歌山?」
という静かな県境崩壊が起きる可能性あり。落ち着いて整えてくださいね。
■収納力:★★☆☆☆
問題はここ。三重県巾着は 開き口が狭い上に、形がうねっている。
つまり、
- 長いものは入れにくい
- まっすぐ入れたい物が曲がる
- 途中で「ん?」と引っかかる
という三重ならではの構造。
縦長だからペン向きかと思いきや、
口が狭いせいでスムーズに入らない。
南部は実質収納力ゼロ。中央部も広いとは言えない。
「入るけど、気持ちよくは入らない。」
それが三重県巾着。
■パッと見県認識力:★★☆☆☆
地図慣れしていないと、
「奈良?和歌山?」と迷われがち。
しかし、ゆるやかな湾曲と南北の長さが出ていれば、
三重と分かる人にはちゃんと分かる。
装飾で一気に認識力は跳ねます。
三重県巾着に入れるなら、これ。

- 赤福(小箱)
- 伊勢神宮のお守り
- 真珠モチーフのチャーム
- 松阪牛ジャーキー
- 鈴鹿サーキットのチケット
入ったら良いな、こんなグッズ♪
材料

- 表布:タテ30cm × ヨコ20cm 程度 2枚
- 紐:20cm × 2本
※普通地のブロードやシーチングが作りやすいです。
※ほつれが気になる方は、ほつれ止め液などを塗ってください。
※今回使った生地は、綿100%のブロード生地です。
型紙ダウンロード

印刷は 100%(実寸) で設定してください。
外側の線が縫い代線、内側の線が仕上がり線です。
作り方は基本記事へ
都道府県巾着シリーズは作り方の基本は共通です。詳しい手順は、以下の記事にまとめています。
この記事では、三重県巾着をきれいに仕上げるための「注意ポイント」と「おすすめの使い方」を中心に紹介します。
三重県巾着をきれいに仕上げる注意ポイント(志摩半島&南部)
三重県巾着は、志摩半島と南部の細さが仕上がりを左右します。ここだけ丁寧に。
1)細い部分は「縫い目短め+縫い代細め」

- 志摩半島〜南部は縫い目を少し短めにする
- 縫い代は“細い部分だけ”気持ち細くカットして厚みを減らす
2)凹みには切り込みを入れて輪郭を出す

- くびれ(凹み)は縫い目に向かって切り込み
- これを省くと、返したときにラインが丸くなって三重感が薄れます
3)返すときは目打ちで細いところを引き出す

目打ちで少しずつ半島などの飛び出ている部分を引き出していきます。力任せに引っ張ると縫い目から縫い代が飛び出てしまうので注意!
まとめ
三重県巾着は、入口が狭くて形もうねっているので、収納力は★★☆☆☆。長いものは途中でつかえやすく、入れるなら短めの小物向きです。
きれいに仕上げるコツは、志摩半島と南部の細い部分を丁寧に扱うこと。縫い目を短めにし、縫い代を細くカットして厚みを減らし、凹みには切り込みを入れて輪郭を出します。返すときは一気に引っぱらず、細いところだけ目打ちで少しずつ引き出すのが正解です。
「次はどの県を作ろう?」と迷ったら、全都道府県巾着をまとめているページをのぞいてみてください。形のクセや難易度の違いを見比べながら選べるので、次の1個が決めやすくなります。
▶ 47都道府県巾着まとめ
https://dressmaking.jp/47kinchaku-matome/
まずは好きな布で1つ。作り終わる頃には、三重県の“うねうねシルエット”がちょっと愛おしくなっているはずです。



