ソーイングを始めて少し慣れてくると、「ロックミシンってやっぱり必要なのかな…」「使いこなせるかな?」なんて悩んでしまいますよね。
私自身も初めてロックミシンを買う時は

高い買い物だし失敗したくないな…

家庭用のジグザグミシンで物足りなくなってきたけど、本当に必要なのかな…?
と考えたりもしました。ですが実際に使ってみると、作品の仕上がりが劇的に変わり、縫い物がもっと好きになりました。そんな私の経験を踏まえて、今回は初心者さんがよく抱えるロックミシンに関する疑問をひとつひとつ丁寧に解説します。
「ロックミシンが気になるけど、ハードルが高そう…」と思っている方、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
ロックミシンは本当に必要?

ロックミシンの最大の魅力はやっぱりスピードと仕上がりの美しさ!家庭用ミシンだと、ジグザグ縫いで布端処理をしますが、どうしても仕上がりが粗くなりがちですよね。
ロックミシンなら縫いながら端処理が一度にできるので、仕上がりが市販品のように美しく、ほつれ防止もしっかりできます。
ロックミシンのメリットはこんなに!

- 布端がキレイでほつれにくい
- ニットなど伸縮性のある生地も簡単に縫える
- 作業効率が良く、作品作りのペースが上がる

ロックミシンを導入したことで、縫製スピードがアップし、作品のクオリティにも自信が持てるようになりました。
ロックミシンはどれだけ早いの?

ロックミシンは、家庭用ミシンのジグザグ縫いに比べて圧倒的に速く縫い進められます。ジグザグ縫いだと縫い終わってから端処理や切り揃えを別に行うことが多いですが、ロックミシンは布端をカットしながら同時にかがるため、1度の工程で縫い+端処理が完結。さらに、1分あたりの針数(縫い目数)も一般的に高く設定されているので、短時間で大量の縫い合わせがこなせるのが最大の魅力です。
- 毎分1000〜1500針程度が一般的で、速度調節もできます。
- 慣れれば縫いながら端をカットまで一瞬で行えるので、作業効率がぐっと上がります。
綺麗に早く縫うならロックミシン
- 端処理がキレイ:ほつれ防止も完璧
- 時間短縮:家庭用ミシンで一度縫ってから端処理をする手間が省ける
ロックミシンで何が縫える?

薄地からデニムまで幅広い生地を縫えるのがロックミシンの魅力。
- 薄地の生地:シフォン、オーガンジーなど
- 厚地の生地:デニム、キャンバスなど
- ⚠️ 厚地が何枚も重なると糸切れの原因になるので注意!
- 厚地を多く使う方はパワーの強い機種がおすすめです。
- 伸縮性のあるニット素材:Tシャツ、レギンス、カットソーなど
- ニット生地でも縫い目が伸びにくく、プロ並みの仕上がり♪
- 重ね縫いや布端をきれいに仕上げたい服作り
- ロックミシンなら作業がサクサク進みます。
布端をきれいに仕上げたい服作りや、重ね縫いの多い作品も、ロックミシンならサクサク縫い進められますよ。
初心者におすすめのミシンは?
初心者さんには、以下の2つの機能がついている機種がおすすめです!
✅️自動糸調子機能
✅️エアスルー糸通し機能
自動糸調子機能とは
糸調子を生地の厚みに合わせて自動で調整してくれる機能です。初心者がよく困る糸調整のトラブルを未然に防ぎ、どんな生地でもきれいな仕上がりにしてくれます。調整が難しいと感じる方に特におすすめです!
エアスルー機能とは

エアスルー機能とは、空気の力で糸を瞬時にルーパー(糸掛けの難しい箇所)に通してくれる機能です。面倒で手間がかかる糸掛け作業が一瞬で終わるので、ストレスなくロックミシンを楽しめますよ♪
この2つの機能がついているロックミシンを選ぶことで、安心してロックミシンデビューができます!
🌟この2つの機能がついているおすすめのミシンはこれ!
私が特におすすめするのは、ベビーロックの『糸取物語』や『縫工房(カバーステッチ機能付きロックミシン)』シリーズです。自動糸調子機能とエアスルー機能の両方が搭載されており、初心者さんでも安心して使えると大人気♪
詳しくはこちらのリンクからチェックしてみてくださいね。
糸掛けは難しい?コツと対策
難易度は「慣れれば大丈夫」レベル
初めてだと、糸掛けがすごく難しそうに感じますよね。でも実は慣れれば意外と簡単!
・ミシンに色分けや番号がついているのでわかりやすい
・最初は説明書や動画を見ながらじっくり練
・エアスルー機能がある機種を選ぶ
最初の数回だけ丁寧に練習すれば、その後はスムーズですよ♪

私は1分くらいで3本の糸をセットできるようになりました♪
音はうるさい?対策もあわせて解説
昔のロックミシンは騒音が気になりましたが、最近の機種は静音設計が進んでいます。それでも少し気になることもありますよね。
対策としては…
✅️震マットを敷いて振動音を抑える
✅️深夜や早朝を避け、日中に作業する
✅️購入時に静音タイプのミシンを選ぶ
こうした工夫で、ご近所やご家族に配慮しつつ安心して使えますよ。

年季入っていますが、私もベビーロック純正のマットを使用しています。

さらにマットの裏にジェル状の耐震シートを貼るとズレにくくなります!
Tシャツを縫えるミシンは?
Tシャツやカットソーなどニット素材をメインに縫いたい方は、2本針4本糸のロックミシンや、カバーステッチ専用機を検討してみるのもアリ。
✅️ロックミシンだけでも、サイドの縫い合わせや端処理は十分可能
✅️カバーステッチはTシャツの袖口や裾の「二本針ステッチ」を仕上げるときに便利
初心者のうちは、まず普通のロックミシンで慣れ、ゆくゆくはカバーステッチ機を追加するという選択肢もありますよ。
巻きロックって何に使うの?

巻きロックは、布端を巻き込むように縫い、キュートなフリルや細かな裾処理ができる縫い方です。
✅ スカートやワンピースの裾を折らずに仕上げたいとき
✅ フリルやギャザーの端処理に
✅ シフォンやオーガンジーなど薄手の素材で端処理をしたいとき
✅ スカーフやショール、ハンカチの端処理にもおすすめ
普通のロックより巾がが狭く密に縫い上げるので、外側に見えても良い端処理方法です♪
ロックミシンはどこで買えばよいの?

長く使うミシンだからこそ、購入先選びはとても重要。私はいつも専門知識豊富な専門店を利用しています。
アフターサービス重視なら、専門知識のあるショップがおすすめ
ロックミシンは長く使うものなので、修理・メンテナンス・サポートがしっかりしている店舗を選ぶのが安心。
- ネットショップでも実績のある専門店
- メーカーとのコラボモデルやプライベートブランド商品を多数扱い
- フリーダイヤルやメールでいつでも相談できる
- 実店舗を運営しているショップ
- 修理や故障のときに実店舗へ持ち込みできるのは大きな強み
- 長期間愛用するなら、オーバーホールの受付がある店舗を選ぶとさらに安心
私がおすすめするのは、創業45年以上の実績があり、全国に20店舗以上の実店舗を展開しているミシン販売専門店。ネットショップでも屈指の販売台数を誇り、ここでしか手に入らないメーカーとのコラボ商品やオリジナルPB商品も多数取り揃えています。ぜひ一度チェックしてみてくださいね。
まとめ
ロックミシンは端処理のスピードと仕上がりの美しさが魅力。ニット生地が縫えたり、巻きロックでフリルを作れたりと、初心者さんでも作品の完成度がぐっと上がります。
- ロックミシンのスピード&仕上がり
→ 作業効率UP&プロっぽさも演出 - よくある不安は解決できる
→ 糸掛けは慣れれば平気、自動糸調子で手間いらずの機種も - アフターサービスのしっかりしたショップが安心
→ 長く使うからこそ、購入先選びが大切
これからロックミシンを導入してみようと思う方も、さらに活用の幅を広げたい方も、自分に合った一台や購入先を見つけて、ソーイングをより楽しんでくださいね。もし「どの機種がいいんだろう?」と迷ったら、専門家に相談できるショップでじっくり選ぶのがおすすめですよ。
「もっと詳しく知りたい!」という方は、ぜひブログの他記事や紹介リンクをチェックしてみてください。