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ロックミシンは必要?買うべきか迷っている人への選び方ガイド

ソーイングの基礎知識
areu

「アルー(areu)」です。ハンドメイド作家としての活動歴は10年以上。こどもが生まれたのをきっかけに洋服作りを始め、現在では親子で楽しめるお揃いの服や、初心者向けのソーイング教室、ワークショップを開催しています。

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ハンドメイドの洋服を市販品のように美しく仕上げたり、フリル付きスカートやワンピースをプロ顔負けのクオリティで作れたら素敵だと思いませんか?そんな夢を叶えてくれるのがロックミシンです!

この記事では、ロックミシンの魅力や基本的な使い方を丁寧に解説するとともに、自分にぴったりのモデルを選ぶためのポイントをわかりやすくご紹介します。

私はロックミシンがないと仕事にならないくらい必須なミシンとなっています!ここではロックミシンのおすすめポイントを紹介していきます。

ロックミシンとは?

ロックミシンは、生地の縁を整えながら縫い進めるミシンです。特に衣服や布製品の端処理が簡単にでき、仕上がりが美しくなるのが最大の魅力です。

ニット素材を使ったTシャツでは、縫い目がしっかりしてほつれる心配がありません。手作り作品のクオリティをアップさせたい方や、プロのような仕上がりを目指す方にとっては必須アイテムです。

主な機能

  • 縫い目のほつれ止め
    生地の端を処理し、長持ちする作品に。
  • 巻きロック:
    布端を細かく巻き込みながら縫う方法で、薄手の生地やフリルの仕上げに最適。
  • スピード縫製
    通常のミシンより効率的に作業が進みます。
  • 差動送り機能
    生地の伸縮を補正し、歪みのない仕上がりに。

ロックミシンは服の裏のほつれ止めだけではなく、巻きロックなどの飾り縫いもできるんです。

ロックミシンは必要?

ロックミシンを使うことで、以下のような大きなメリットが得られます。

初心者の視点

家庭用ミシンで代用することも可能ですが、ロックミシンは生地の端をしっかり処理してほつれを防ぐため、より美しい仕上がりが得られる点が大きな違いです。特に、伸縮性のある素材や厚手の生地を縫う場合にその差が顕著です。以下のような場合にはロックミシンを検討する価値があります:

  • 作品の仕上がりをさらに美しくしたい
  • 洋服や布製品を頻繁に作りたい
  • 作業時間を短縮したい

ロックミシンの購入を迷う場合は、まずは代用品として家庭用ミシンのジグザグ縫いを試し、その違いを実感するのがおすすめです。

経験者の視点

ロックミシンは「仕上がりの美しさ」だけでなく、「機能性」や「創作の自由度」を高めるために欠かせません。

  • ニットやストレッチ素材を扱う場合:柔らかい素材を美しく仕上げる。
  • 特殊なデザイン:フリルやウェーブロックでアクセントを加える。
  • 効率的な制作:大量の作品を短時間で仕上げる。

これらの特徴はプロジェクトをさらに洗練させるために重要です。

販売初期の頃はロックミシンを持っていなかったので家庭用ミシンのジグザグ縫いでした。でも時間がすごくかかってしまうので、よりスピードが出て綺麗に縫製できるロックミシンに変えました。

ロックミシンの種類で選ぶ

ロックミシンには針と糸の本数で三種類に種類分けされています。針と糸が多くなる程、縫える幅が広がります。特徴を比較しながら選びましょう。

一本針二本糸

表は本縫いとかがり縫い、裏はかがり縫いのみ。かがり縫いは布地一枚のみとなります。縫い合わせた生地を2枚一緒に縫うことはできません。しかし機能がシンプルな分安価な機種が多いです。

こんな人におすすめ

シンプルな機能が良い・ポーチや巾着などの小物をきれいに作りたい・初めてロックミシンを使う人

レビュー件数の多い一本針二本糸三品はこちら↓

一本針三本糸

両面とも本縫いとかがり縫いが入ります。巻き縫い(布端を細かく縫い込んでフリルのようになる)も可能。2枚の布地を重ねて縫う場合は予め直線縫いで地縫いしておく必要があります。こちらも二本針のロックミシンに比べて安価なものが多いです。

こんな人におすすめ

伸縮性のある素材を使う予定はない・巻き縫いでフリルを作りたい・小物から一歩進んだ作品を作りたい

レビュー件数の多い一本針三本糸ミシンはこちら↓

二本針四本糸

迷っているならこれ一択。地縫いとかがり縫いが同時に行えるので伸縮性のある素材(Tシャツやレギンスなど)も縫うことできます。逆に伸びない布帛素材のみを使うことが決まっているなら一本針三本糸ミシンを選んでも良いでしょう。
自動糸通し機能や自動糸調子調節機能を搭載している機種もありますが、価格帯は高め。

こんな人におすすめ

ニットを含むあらゆる素材を使いたい・高性能なものがほしい・クオリティの高い作品を作りたい

レビュー件数の多い二本針四本糸ミシンはこちら↓

私が使用しているのはこのタイプのロックミシンです!

比較表とおすすめ度合い

私は普段布帛の洋服を縫うことばかりなので、一本針三本糸での使用がほとんどです。たまーにニットを扱いますが、二本針での使用は少なめ。

その他の便利な機能

ロックミシンを最大限に活用するために、以下の機能も検討してみてください。

手動糸調子と自動糸調子の違い

  • 手動糸調子:
    • 細かい調整が可能で、自分好みの縫い目が作りやすい。
    • 異素材同士の縫い合わせに便利。
    • 調整が難しく、時間がかかる場合も。
  • 自動糸調子:
    • 初心者や効率重視の方に最適。
    • 均一な縫い目を手間なく実現。
    • 細かいカスタマイズには向かない。

エアスルーシステム

この機能は風の力で糸を簡単に通せる仕組みで、効率性を追求する際に便利です。ロックミシンは糸を何本も通さなければならないので、この機能があるととても時短になります。

エアスルー機能のついているロックミシンはこちら

機種選びの注意点

  • 安価なモデルは耐久性が低いため、頻繁に使う方には中級以上がおすすめです。
  • ニット素材を扱う場合は、二本針四本糸のモデルを選びましょう。
  • 長期間使用する場合は、耐久性の高いモデルを選んでください。

用途や目的別のロックミシンの選び方

基本的な機能が欲しい方におすすめ

布端のほつれ止めだけできれば良い!という方にはこちらがおすすめです。

  • 自動糸通し機能:簡単に糸を通せる。
  • 差動送り機能:生地の縮みや伸びを防止。

例:JUKI MO-03DN

実用性を重視する方におすすめ

特に洋服の縫製や装飾に力を入れたい方におすすめです。薄手のシフォンやレースなど繊細な素材から、スウェットやデニムといった厚手の布地まで幅広く対応できます。

巻きロックも布帛からニットまで対応しています。

  • 巻きロック機能:フリルや装飾が可能。
  • 糸調子調節機能:より細かい縫い目の調整。

例:ベビーロック BL22EXS 糸取物語 

高性能モデルを求める方におすすめ

さらに作品の幅を広めたい方におすすめです。

  • エアスルーシステム:糸通しの手間を大幅に軽減。
  • ウェーブロック機能:作品に個性的な仕上がりを追加。

例:ベビーロック BL69WJ

購入時のアドバイス

専門店で試してみよう

ロックミシンは実際に触れてみると、実際の使い心地や機能性が確認できます。専門店で試す際には、次のポイントをチェックしながら試してみてください。

  • 糸通しのしやすさ:手間がかからないか確認。
  • 縫い目の仕上がり:試し縫いで均一な縫い目をチェック。
  • 操作音や振動:動作音が静かで振動が少ないか確認。
  • 対応する生地の種類:自分がよく使う生地に対応しているか確認。

これらを試すことで、自分にぴったりのモデルが見つかるでしょう。また、店員に具体的な用途を相談すれば、最適なモデルを提案してもらえるので安心です。

付属品やアタッチメントを確認する

付属の押えやオプションパーツでカスタマイズできるモデルを選ぶと、さらに創作の幅が広がります。自分のニーズに合わせてモデルを選びましょう。アタッチメントを変えれば、更に作品の幅が広がります。

アタッチメント例

  • ニット用裾まつり押え: 縁かがりと裾のまつり縫いを同時に処理。ニット地の伸びに対応し、スピーディーに仕上がります。
  • 四つ折バインダーセット: 衿ぐりや肩ひもを一度で簡単にバインダー仕上げ。既製品のような仕上がりが可能です。

長期使用を見越したメンテナンス

高性能なロックミシンは長く使えるため、定期的なメンテナンスを欠かさず行いましょう。購入時に保証がついているか確認するのも重要です。

私が実際にハンドメイド販売で使用しているロックミシン

私がハンドメイド販売に使用したことのあるロックミシンは三種類あります。

はじめに購入した糸取物語BL625DX
次に購入した糸取物語Wave Jet BL69WJ(現在も使用中)
サブ機として購入したbrother HL432df

糸取物語BL625DX

初めて購入したロックミシンです。糸掛けも楽で二本針四本糸なのでニットも縫えます。自動糸調子機能付きで糸をかけたらすぐに縫い始めることができ、そもそも糸調子とは何かよく分かっていなかった初心者にも扱いやすかったです。
◆エアスルーシステムで簡単糸通し!(風の力で糸を一瞬で通す機能)この機能は糸取物語シリーズだけの機能となります。
◆自動糸調子・自動針糸通し・差動送り・開閉式サイドカバー
◆サイズ:高さ29.0cm/幅34.0cm/奥行28.0cm/質量7.8kg

糸取物語Wave Jet BL69WJ

◆エアスルーシステムで簡単糸通し!(風の力で糸を一瞬で通す機能)
◆自動糸調子・自動針糸通し・差動送り・開閉式サイドカバー
◆サイズ:高さ30.3cm/幅36.5cm/奥行28.0cm/質量8.9kg

糸取物語BL625DXよりサイズは大きめ。基本的な機能は一緒ですが、こちらにはウェ~ブロック機能という機能がついています。縁かがりに波のようなウェーブ模様が入ります。フリルやスカートの裾などに入れるとアクセントになります。

brother HL432df

◆ワンタッチらくらく糸通し(2本針対応) 
◆自動糸調子・自動針糸通しはついていない
◆サイズ:高さ32.4cm/幅36.2cm/奥行38.2cm/質量7.7kg

布帛とニットを縫うのにいちいち針と糸を交換しなければならないのが面倒で、ニット専用のロックミシンをもう一台用意しようと思い購入しました。しかし、長年糸取物語のエアー糸通しと自動糸調子調節機能になれていたため、糸をセットするにも苦戦して時間がかかってしまい人に譲ってしまいました。

ミシン選びに迷ったら専門店に相談を

ロックミシンの購入で迷ったら、ぜひミシンの専門店に相談してみてください。用途や予算に合わせて、専門知識を持ったスタッフがぴったりの機種を提案してくれます。

専門店なら購入後のサポートも充実しており、修理やメンテナンスに対応してくれるのも安心ポイントです。5年保証が付いているお店もあり、長く使う上で心強いですね。

“>ミシン販売専門店では、豊富な機種の中からあなたに最適なミシンを見つけるお手伝いをしてくれます。迷った際はぜひ相談してみてください!


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