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Creemaとminne、どっちが良い?掛け持ちする?販売者目線で比較!選び方ガイド

ハンドメイドの販売
areu

「アルー(areu)」です。ハンドメイド作家としての活動歴は10年以上。こどもが生まれたのをきっかけに洋服作りを始め、現在では親子で楽しめるお揃いの服や、初心者向けのソーイング教室、ワークショップを開催しています。

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今回はハンドメイド作品のオンライン販売先として人気の「Creema」と「minne」について、私自身の経験を交えつつ比較してみたいと思います。どちらも初期費用や固定費が無料、販売が成立してから手数料がかかる仕組みで、作家さんにはありがたいサイトですね。では、早速見ていきましょう。

Creemaとminneとは?

Creema

Creemaは2010年にサービスが始まり、多くの作家やクリエイターが作品を出品しているハンドメイドマーケットプレイスです。ハンドメイド文化を広げるための取り組みに力を入れていて、最近ではクラウドファンディングやレッスン動画など、サービスの幅を広げています。

https://www.creema.jp/

minne

minneはGMOペパボ株式会社が運営するハンドメイド作品のオンラインマーケットです。2012年のサービス開始以来急成長を遂げ、アクセサリーや食品など多彩なカテゴリーを扱うだけでなく、ダウンロード販売(型紙やイラストなどのデータ)の取り扱いも始まりました。インターネットサービスに強い会社が運営していることもあり、安心感があります。

https://minne.com/

登録者数・作品数の比較

項目Creemaminne
作品数約1,769万点約1,771万点
登録クリエイター数約27万人約93万人
アプリダウンロード数約1,481万回約1,529万回
年間流通額165億円(24/2期実績)115億円(2024年実績)
株式会社クリーマ 事業計画及び成長可能性に関する事項 – 2025年2月期より
GMOペパボ2024年12月期決済説明資料より

どちらも独自の強みがあり、 Creemaは流通額の高さや販売実績を重視する方におすすめ で、 minneは多くの作家が参加している活気あるマーケットで販売したい方に最適 です。
結局のところ、どちらのプラットフォームも魅力的で、 自分の作品や販売スタイルに合った方を選ぶのが一番! 両方に登録してみて、それぞれのユーザー層や使いやすさを体感するのも良いでしょう。

販売手数料の違い

プラットフォーム販売手数料振込手数料
Creema作品:11%
食品:15.4%
海外販売:21%+42円
3万円未満:176円
3万円以上:275円
PayPay銀行:一律55円
minne注文(作品価格+購入オプション価格+送料)」に対して10.89% 
minnePLUS会員の場合、10.56%
一律220円

振込ルールの違い

Creema
売上の 振込申請を行った月の翌月末に振込。また、申請の翌営業日に振り込まれる「スピード振込機能」を利用する場合は、振込対象金額の 3.56%の手数料 が発生。

minne
売上金が 1,000円を超えた月の翌月末に自動振込。1ヶ月の売上金が 1,000円未満の場合は翌月に繰り越しされる。

私はよく振込申請を忘れてしまうので、自動振込がありがたかったです。

手数料を抑えるには

まず、Creemaでは振込先をPayPay銀行にすることで、振込手数料が一律55円となります。
また、好きなタイミングで振込申請ができるので、なるべく売上金が3万円を超えてから振込申請をするようにしましょう。最大6ヶ月まで売上金を貯めておくことができるので、まとめて申請すると振込手数料の節約になります。

一方、minneでは売上金1,000円を超えると自動的に振込みとなります。私は振込申請をよく忘れてしまうので自動振込はありがたいですが、振込手数料を節約したい時はCreemaで何ヶ月分かためておくのもよいですね。

売上が少ない時はCreema、頑張って売上を伸ばしたい時はminneにすると手数料の節約ができそうです。

作品投稿や取引のしやすさ

作品画像登録数

【Creema】

  • 1枚8MB以下、20枚まで

【minne】

  • 1枚9MB以下、25枚まで

minneの方が登録できる画像が多いです。サムネイルは正方形で表示されるので、1280px程度の正方形で準備すると見栄えが良いです。

カラーが豊富な場合や、前後左右いろいろな角度からの写真、コーディネートに取り込んだ写真など…作品画像はたくさん用意すると◎です。

作品オプションの特色

【Creema】

  • 作品のカラーやサイズなどの種類ごとに在庫数を設定することが可能
  • オプション(5個まで登録可能)とラッピングオプションが分かれていて使いやすい
  • 購入オプション内に40項目まで設定可能
  • 文字入れオプションが付けられる

Creemaはオプション項目の雛形が用意されていて親切だなと感じます。

サイズやカラーなどのオプションが5個まで、オプション内の項目が40個まで登録できます。内容は自分で自由に編集でき、各項目ごとに追加料金も設定可能です。

文字入れオプションも設定できるので、イニシャルやメッセージを刻印するギフトなどにはもってこいの機能です。

【minne】

  • 自由ワードでハッシュタグを設定できる(5個まで)
  • 購入オプションは2つまで設定可能
  • 購入オプション内に50項目まで設定可能

洋服のサイズ設定でオプションをよく利用するのですが、オプション内の項目が50個も登録できるのがすごいです。

タグ設定

【Creema】

キーワードタグを設定可能(PC版のみ)

キーワードタグとは、作品の特徴やカラー・テイストなどを購入者に伝える機能です。
タグを設定することで購入者がより自分の探している作品を見つけやすくなります。

画像はほんの一部ですが、キーワードタグの設定画面です。たくさんあるワードの中から自分の作品にあったワードを探すのは少し大変です。

【minne】

ハッシュタグ記入例

ハッシュタグを設定可能(5個まで)

minneではオリジナルブランドの名前や独自のキーワードもタグに設定できるので、ショップ内検索にも活用できます。

メッセージ機能

【Creema】

Creemaでは、取引用のと問い合わせ用のメッセージフォームが分かれています。
注文を頂いているお客様なのか、作品に対する質問なのかごちゃまぜにならずに管理することができます。

ただし、取引用のメッセージは一取引ごとで、取引完了の三週間後にはメッセージが送れなくなってしまいます。過去のお客様に連絡を取りたくても取れなくなってしまいます。
取引完了後にやり取りが発生する場合は、他のメッセージフォームを使うようにしましょう。

【minne】

minneでのメッセージは取引と問い合わせは分かれてはいませんが、個人ごとのやり取りで取引終了後も残り続けるので、リピーター様などとのやり取りを遡ることができます。

メッセージにフラグを付けられるので、特に重要なメッセージは埋もれることなく管理することができます。

フラグの付いたメッセージは一番上に表示されるので、個別オプションのご相談中やお問い合わせがあったメッセージなどをフラグ付けしています。

Creema独自の主な機能

  • 作品プロモーション課金:有料で作品を検索上位に表示
  • 取引ごとのメモ作成:細かなヒアリングや注文内容を残せる
取引中一覧から一目でわかるようにメモ書きができます。
  • クーポン発行:次のお買い物に使える〇〇円引きクーポンなどお店独自のクーポンが発行できる
  • 休暇設定:一定期間ショップを休止しておける
  • クラウドファンディング(CreemaSPRINGS):プロジェクトを立ち上げて応援してもらえる

minne独自の主な機能

  • ブロック機能:トラブルがあったユーザーをブロックできる
  • 海外販売代行:海外へ作品を販売するときに役立つ代行サービス
  • レター機能:作品ページとは別に、お客様に伝えたいことなどを編集できる機能
ブログ記事のように書き溜めておけます。
  • データ販売:型紙や編み図などのデジタルコンテンツを販売できる

データ販売は在庫や発送の手間がかからず、ハンドメイド作家さんでもイラストや型紙を扱う方には魅力的なサービスですね。


minneとCreemaの宣伝効果

有料広告・プローモーション

minneとCreemaには課金することで作品を目立つ場所に掲載してもらえる広告機能があります。

クリック単価や掲載作品を決めることで、設定した上限額に達するまで広告が掲載されます。

特集掲載

季節ごとの特集に掲載されるとそれだけで宣伝効果があります。

minneの場合、季節似合わせてテーマが決められた特集と「minne’sセレクト」という、minneがユーザーにおすすめしたい魅力的な作品を掲載している特集があります。

特集に掲載されるとアクセス数も桁違いに上がり、購入されるチャンスも増えます。

以下のような作品が選ばれているように感じます。

  • オリジナリティがある
  • 写真が綺麗
  • 一目惚れするような魅力がある
Screenshot

私はminneで販売を初めて半年ほど経った頃にピックアップ(現minne’sセレクト)に掲載され、一週間ほど購入や問い合わせのメッセージが止まらない状態となりました。

掲載にはハンドメイド歴も販売数もレビュー数も関係ないので、率先して狙っていきましょう!

Creemaとminne、結局どちらを選ぶべき?

「Creemaとminne、結局どっちがいいの?」と悩む方も多いと思います。でも、どちらも出店料は無料。まずは両方に登録してみるのがおすすめです。実際に作品を出してみると、どちらのプラットフォームと相性が良いかや、お客様の反応などが見えてきます。

たとえば私の場合、大人服はCreema、子ども服はminneの方が売れやすい印象があります。Creemaでは大人向けファッションの特集が頻繁に組まれていることも影響しているかもしれません。自分の作品ジャンルに合わせて実際の売れ行きや特集の傾向を見ながら調整していくと良いでしょう。

特集に掲載されている作品の雰囲気が自分の作品に合っているかどうかも選考材料になるので、研究してみてください。

Creemaの登録はこちらからできます↓

minneの登録はこちらからできます↓


まとめ

ハンドメイドのオンライン販売を始めるなら、まずは両方に登録してみて、あなたの作品に合ったサービスを見極めるといいですね。

実際に私も両方を利用しながらどんな作品が販売するプラットホームに合っているかなどを日々研究しています。

ぜひ、ご自身の作品や販売スタイルに合わせて、Creemaでもminneでも楽しく出品してみてくださいね。ハンドメイドを通じて、みなさんが素敵な出会いと経験を重ねられるよう、応援しています。

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